今、ビジネスで「ファイルを相手に送る」とき、あなたはどうしていますか?
かつて日本では「PPAP」という、ファイルをZIP形式で圧縮して暗号化し、パスワードを別のメールで送る、という慣行が一世を風びしていました。しかし、「セキュリティ的に意味がない」という専門家の発言から、一部の大手企業の中には、これまで慣れ親しんだ「PPAP」を禁止するという動きも出てきています。
こうした企業の多くは「PPAP」の暫定的な代替手段として、クラウドストレージにファイルを保存して、公開範囲を適切に設定し、該当するファイルの「URL」と「パスワード」をメールやビジネスチャットなどで相手に送る、という方法を採用しています。しかし、現在はまさに「安全なファイル送信方法の過渡期」であり、何が正解なのか、どんな方法がベストなのかを、各企業がそれぞれに模索している状況です。
こうした状況の中、パスロジは「PPAP」のその次のソリューションとして、100%安全なファイル転送システム「クリプタン」を開発しました。「クリプタン」は、ファイルを暗号化する際にパスワードの設定が不要で、さらにファイルに送付先として設定されたメールアドレスを持つ「正しい相手だけ」しか開くこと(復号)ができないという、魔法のような世界初のファイル暗号化システムです。
なお、ベータ版ではWindows版のみの提供です。正式版のリリースは、2022年11月を予定しています。
クリプタンの主な機能
1.パスワード管理不要!設定だけで自動で暗号化!
従来のバックアップでは、暗号化のためのパスワード設定が必要でした。「クリプタン」では、わずらわしいパスワード設定や管理が不要です。また、パスワード設定が必要ないので、パスワード解読の常套手段である「パスワード総あたり攻撃」を回避できます。
2.ファイルを高度暗号化!開けられるのは「正しい相手だけ」
軍事レベルの暗号方式AES256と弊社の100%認証セキュリティ技術を組み合わせ、世界初の高度な暗号化を実現しています。仮にファイルを第三者が入手しても解読不能なため、ファイルの送信はどんな方法でもOK。電子メールやビジネスチャットはもちろん、オープンなクラウドサービスや共有ファイルサーバー、USBメモリや外付けHDD、SNSや公開掲示板に貼り付けて送っても安全です。
クリプタンの使い方
「暗号・かんたん・クリプタン」のフレーズが示すとおり、使い方はとても簡単です。
ファイルを送受信する流れは以下のとおりです。
【ファイルを送信する側 】
●STEP1:送付相手のメールアドレスを設定して、ファイルを「クリプタン」の画面にドラッグすると暗号化ファイルが作られます。
●STEP2:暗号化されたファイルを、お好きな方法で送付相手に送ります。
暗号化されたファイルは「STEP1」で送付先として設定されたメールアドレスを持つ「正しい相手だけ」しか開くことができないので、どのような手段で送付しても情報漏えいリスクがありません。
【ファイルを受信する側 】
●STEP3:ファイルを「クリプタン」の画面にドラッグすると、数字の入力画面が開きます。
●STEP4:スマートフォンのアプリに表示される数字を入力すると、ファイルが開きます。
※ 実際のアプリ画面のマス目はグレーになりません。
ベータ版では、送信側・受信側ともに「クリプタン」(Windows)と、パスロジのスマートフォン用認証・証明アプリ「4login(フォーログイン)」(iOS・Android)のインストールが必要です。
クリプタンの価格
● ベータ版:無料(個人利用/商用・法人利用に関わらず)
● 正式版(11月リリース予定):
・個人利用:無料(ドネーション(寄付)方式を採用)
・商用・法人利用:1ユーザー月額 500円(税込)
※ 正式版リリース時には発売記念「4-4パック」(4ユーザー×4年ライセンス)を期間限定・数量限定で18,000円(税込)で販売予定です。
クリプタンの動作環境
● クリプタン本体(ベータ版):Windows 8 / 10 / 11
● 4Loginアプリ:
・Android版:Android 6.0 以上
・iOS版:iOS 12.1 以上
パスロジは、「クリプタン」をファイル転送サービスのデファクトスタンダードにすることを目指し、さらなる開発、市場展開を実施してまいります。
※ このリリースに記載の内容は、発表当時の情報です。予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
※ 記載されている商品名、会社名は、各社の商標または登録商標です。