セキュリティソフト開発・販売のパスロジ株式会社(東証TOKYO PRO Market上場:証券コード4426、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小川秀治。以下、パスロジ)は、パスワードを音声で読み上げる際にマスキングする技術と、個人用認証管理アプリ「PassClip」および「PassLogic」用のソフトウェアトークン「PassClip L」に係わる発明について、下記2件の特許を取得いたしましたのでお知らせいたします。
(1)
【発明の名称】認証システム、認証方法、ならびに、プログラム
【国】米国
【特許番号】US 10997976
【登録日】2021年5月4日
【特許権者】パスロジ株式会社
【内容】
当特許は、利用者がパスワード等を音声で読み上げて認証を行う際に、その発声内容を第三者に把握されないようにするための技術です。
その内容及び利用方法は、以下のとおりです。
(1)利用者は、認証システムに向けてIDなどを発声し、認証システム側で誰が認証しようとしているかを特定
(2)認証システムは、利用者の音声でアルファベットや数字など、パスワードに使用している文字種を以前に録音した利用者の声で鳴らす(マスキング音)
(3)マスキング音が鳴っている間に、利用者は認証用のパスワードを発声する
(4)認証システムは利用者が発声した内容だけを検知し、認証を行う
この技術によって、利用者が発声したパスワードは、利用者の声によるマスキング音が邪魔をするので、第三者は聞き取りにくくなります。
本物のパスワードを乱数表などの中に隠す「パスロジック方式」の音声版のような技術です。
当特許は日本においても特許番号「JP 6457682」として取得済です。
当特許にご興味のある方は、お気軽にパスロジまでお問い合わせください。
●パスロジお問い合わせフォーム
(2)
【発明の名称】ユーザ認証方法及びこれを実現するためのシステム並びにこれに用いられる情報通信端末
【国】イギリス、フランス、ドイツ
【特許番号】GB、FR、DE 2866164
【登録日】2021年3月3日
【特許権者】パスロジ株式会社
【内容】
当特許は、PassClipとPassClip Lに利用されています。
その内容は、認証サーバーと各アプリが、両方が持つ同一のシードとアプリを設定した時刻からの経過時間によってパスワードを生成し、そのパスワードをアプリで表示されるビンゴ状のマス目に、パターン上のマス目には正しいパスワードの文字列を、パターン以外のマス目にはダミーとなる文字列を表示する、という技術です。
この技術により、時間と共に変化するワンタイムパスワード(TOTP)をビンゴ状のマス目に隠して表示することが可能となり、登録されたアプリがインストールされた端末を持っていること(所有要素)」と「パターンを知っていること(知識要素)」による二要素認証を成立させることができます。
この技術によって生成されたパスワードの入力先は、各アプリをインストールしている端末に限定しておらず、別の端末で入力することも可能としています。
当特許は日本においても特許番号「JP 5608838」として取得済です。
当技術を用いているPassLogic用ソフトウェアトークンアプリ「PassClip L」につきましては下記の紹介ページをご参照ください。
●PassLogic製品サイト「ソフトウェアトークン・ハードウェアトークン」ページ
以上になります。
今後とも、パスロジ株式会社をよろしくお願いいたします。