セキュリティソフト開発・販売のパスロジ株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:小川 秀治 以下、パスロジ)は2015年7月14日(火)、パスロジのデバイスレス・ワンタイムパスワード「PassLogicエンタープライズ版」とチェック・ポイントのセキュリティ・ゲートウェイ・ソリューションとの連携検証が完了したことを発表します。
ゲートウェイからエンドポイントまでの包括的セキュリティを提供するCheck Point Software Technologies Ltd.(インターナショナル本社:イスラエル、会長兼CEO:ギル・シュエッド)のセキュリティ・ゲートウェイ・ソリューションは、「IDC Worldwide Security Appliance Tracker」調査(*1)において、ファイアウォールとUTMアプライアンスを合算した2014会計年度の売上シェアの世界第1位を誇っています。
今回の連携によってチェック・ポイントのセキュリティ・ゲートウェイ・ソリューションにおける認証は更に強固なものとなり、より信頼性の高いセキュアなリモートアクセス環境の利用が可能となります。
2012年1月から今年6月15日の間で、上場企業や主要子会社で個人情報の漏えい・紛失事故を公表した企業は179社、事故件数は288件にのぼり(*2)、セキュリティ脅威は我々の想像を上回るスピードで日々進化しています。 脅威の種類は様々ですが、リモートアクセスシステムを経由した不正アクセスは、容易に社内環境に入り込める点から、深刻な漏洩事故に繋がりやすくセキュリティ対策が必要不可欠です。
今回連携検証を完了したリモートアクセスソリューションは、標準的な認証プロトコルであるRADIUS単独で連携が可能なため、特別なカスタマイズや連携用モジュールを追加することなく、リモートアクセスVPNの認証をPassLogic認証で拡張することができます。
導入時の負担が少ないことから、新たにリモートアクセス環境を検討される企業や、すでにチェック・ポイント社の製品を使用しているが更なる認証のセキュリティ強化を希望する企業に、最適なソリューションとなっています。
■チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 堀 昭一氏のコメント
チェック・ポイントの代表取締役社長である堀 昭一氏はこう述べています。
「チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社は、弊社のセキュリティ・ゲートウェイ・ソリューションとPassLogicの連携を喜ばしく思います。弊社製品と、あらゆるクライアント端末で認証強化を可能にするPassLogicの連携は、多くの企業が抱えるセキュリティ課題を解決へと導き、増大するセキュリティ脅威に立ち向かう有効な一手となると考え、大きな期待を寄せております。この連携によってチェック・ポイントのセキュリティ・ゲートウェイ・ソリューションが提供するVPNの認証は更に強化され、より信頼性の高いセキュアなリモートアクセス環境の利用が可能となるでしょう。」
*1 IDC Worldwide Quarterly Security Appliance Tracker, March 12, 2015
*2「上場企業の個人情報漏えい・紛失事故」調査 参照
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20150618_02.html
■チェック・ポイント社セキュリティ・ゲートウェイ・ソリューションの概要
チェック・ポイントは業界初のファイアウォールであるFireWall-1を1993年に発明して以来、ファイアウォールと連携、強化するする高度なセキュリティ技術を次々と開発してきました。現在では、Next Generation Firewall、Threat Prevention、Data Protection、Secure Web Gatewayという4つの定義済みセキュリティ・パッケージを通じて、管理運用性に優れたサイト間およびリモートアクセスVPN、ボットネットや標的型攻撃、APT(Advanced Persistent Threat)攻撃、ゼロデイ攻撃など、幅広いサイバー攻撃をプロアクティブに阻止する多層防御のセキュリティを実現しています。また、チェック・ポイントは、アプライアンス、オープンサーバおよび仮想プラットフォームにおいて、規模の大小を問わずあらゆる企業に最適なセキュリティ製品を提供しています。
■PassLogicが採用する認証方式「パスロジック認証」概要
PassLogicでは、トークンの要らないワンタイムパスワードを実現する認証方式として、「パスロジック認証」を採用しています。
この「パスロジック認証」は、ブラウザ上に表示される乱数表の中から、利用者ごとに設定されている“位置”および“順番”(シークレットパターン)に沿って数字を抽出し、つなげることでパスワードを生成する仕組みです。乱数表を表示するたびに表内の数字が変わるため、パスワードとなる数字も毎回変わり、ワンタイムパスワードとなります(米国特許第6141751号、日本国特許第5276658号)。第三者が乱数表を見ても数字を抽出する位置がわからなければ、パスワードを判別できません。
PassLogicではこの認証方式を使用しているため、トークンを必要とせず、デバイスを紛失・盗難・借用された場合でも安全性を確保できます。この安全性と使用感、管理性などが評価され、リモートアクセスを重視される企業を中心に100万件を超えるIDを発行し、ご利用いただいております。
■Check Point Software Technologies Ltd 概要
WE SECURE THE FUTURE.
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(http://www.checkpoint.com/)は、世界トップクラスのセキュリティ専門企業です。業界随一の検出率を誇る先進のセキュリティ対策により、お客様のネットワークをマルウェアなどの幅広いサイバー攻撃から保護します。大規模ネットワークからモバイル・デバイスまでを保護する包括的なセキュリティ・アーキテクチャに加え、直感的で使いやすい総合的なセキュリティ管理ソリューションを提供しています。
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの全額出資日本法人、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社は、1997年10月1日設立、東京都新宿区に拠点を置いています。
■パスロジ株式会社 概要
住所 :東京都千代田区神田小川町3-26-8
設立 :2000年2月24日
資本金 :1億円
代表取締役社長 :小川 秀治
URL :https://www.passlogy.com/
主要製品 :PassLogic、PassClip
※特許発明に係わるサービス・製品を正当な権限なく実施することは、自社開発により実施する場合はもちろん、第三者から購入してエンドユーザとして利用する場合においても、特許権侵害となります。パスロジの正規ライセンスを受けたサービス・製品には、必ず、パンフレット等にパスロジのライセンス表示が付されています。ライセンス表示が無い製品は、パスロジのライセンスを受けておりませんので、ご注意ください。
※なお、2015年7月現在、ライセンスを受けていないにも関わらず、「ライセンスを受けている」として販売されている製品があるという報告を受けました。購入時には、ぜひ、ライセンスの有無をご確認いただけますようお願いいたします。
※このリリースに記載の内容は、発表当時の情報です。予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
※記載されている商品名、会社名は、各社の商標または登録商標です。
【報道関係者からのお問い合わせ先】
パスロジ株式会社
担当:山口
TEL:03-5283-2263